耐久年数は何年くらいですか?

マンションの「耐久年数」とは、経年変化や雨風、地震などで老朽化していく物理的要因のことをいいますが、
寿命に関しては社会的、機能的な要因もあります。

物理的要因

一般的にRC造マンションの耐久年数は長くて50~60年程度といわれますが、しっかりとした設計監理のもとに施工し、適切にメンテナンスを行なえば、
100年以上使用し続けることができる可能性は充分にあります。1.設計、2.施工、3.維持管理の3項目に分けて考えてみましょう。

1.設計……耐久年数および耐久性に深く関わってくるのが耐震性能です。1981年(昭和56年)に建築基準法が改正され、
それまでよりも厳しい「新耐震基準」となりました。設計(躯体の)において新しい基準が採用されているか否かは、建物の耐震性能を知る目安となります。
また、設備などのインフラが長年の使用に耐えうる設計とすることも大切なことです。
2.施工……適切な施工が行なわれるよう、工事監理を行なうことも重要な要素となります。施工上の条件を挙げてみましょう。
①施工時のコンクリートの品質が基準値に達していること。
②鉄筋のかぶりの厚さが適度にしっかりとられていること。
③手抜き工事がないこと(過去の建築実績や信用、社会的評価などで判断)。
④寒冷地でのコンクリート流し込み時の保温養生や、海岸沿いの地域での塩害対策などに適切な処置がなされていること。
3.維持管理……集合住宅の耐久性を高めるには、維持管理が行われていることが不可欠です。
建物の構造部(躯体)や付帯部分(設備など)に対して定期的な点検を実施し、随時、補修を行なう必要があります。
加えて、管理組合が適切な長期修繕計画を立案し、それに基づいて計画的に大規模修繕が行なわれることが重要です。
詳細についてはコチラ→をご覧ください。

◇コンクリートの強度と耐久性の関係◇
「日本建築学会」が発表した、圧縮強度(設計基準強度)
別の耐久性比較を列記してみます。これを見ると、圧縮強度が6N/平方mm上がると、35年耐用年数が延びます。
コンクリートの設計基準強度:大規模補修不要期間
18N/平方mm:§知年
24N/平方mm:約65年
30N/平方mm:約1脾
上記はいずれも、数字上理輪的な最大値なので、
実際には、耐久性を縮めるさまざまなマイナス要因やメンテナンス不良により、寿命が大幅に短くなることは充分に考えられます。

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